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ジーク 病気の発症と診断まで

今日のジークの体調は 良好。
待った 待ってた ジーク本来のウンチ。
よし いける。
ジーク あんた がんばってるよ。
ウンチでこんなに喜べるなんて
写真まで撮った。
この状態が ずっとずっと続きますように。



先週の内視鏡検査の結果が出ている。
病理組織診断 十二指腸:リンパ管拡張を伴う
               リンパ球形質細胞性腸炎
         胃、大腸:著変認めず

十二指腸で、中程度のリンパ管の拡張が起こっている。
また同時に、軽度から中程度のリンパ球や形質細胞の
浸潤が起こっておりリンパ球形質細胞性腸炎を伴っている。
このようなリンパ管拡張を伴う炎症は、
重度の低アルブミン血症が起こりやすい傾向がある。
全身状態について注意が必要。


この病気で、体内のたんぱく質が腸から漏れでてしまい
低アルブミン血症となり、腹水が溜まる。
症状は、嘔吐、下痢、体重減少、食欲不振。
炎症性腸炎は軽度ならば食事療法でよくなることがある。
リンパ管拡張症の場合は、予後不良。



 <ジークの発症から診断がつくまで>


1/3 昼頃    ペースト状のフードを嘔吐。
         旅行の後だったため、疲れがでたのかもと様子をみる。
         形はあるが、ゆるいウンチが気になる。

1/7 夕食2時間後 ペースト状のフード嘔吐。
         
   病院へ   嘔吐があるため膵炎の検査を受ける。
         血液検査 総コレステロールが低い。 
         ウィルス性腸炎の粉薬が出される。

1/8~14     フードを減らしふやかしたものを与える。
         一時、嘔吐がおさまるが、
         フードの量を少し増やすと嘔吐。
         食欲はあるが、元気がない。
         薬が効いていない。

1/15 病院へ   検査結果 膵炎ではない。
         ウィルス性腸炎ではない。
         胃に異物がないかレントゲンを撮るが、問題なし。
         血液検査から
         カルシウム、総蛋白、アルブミンの数値が低いことから
         炎症性腸炎かリンパ管拡張症ではないかと。
         診断をするには、内視鏡検査をしなくてはならないので
         検査機器がある病院を紹介してもらう。
         「できるだけ、早く行ってください。」
         
         その日のうちに、紹介された病院へ。
         超音波検査で見ると、腹部と胸部に水が溜まっている。
         アルブミンが下がっているため起こる症状だとのこと。
         そのまま入院して次日検査となったが、
         バリウムを飲んでいたため
         1/19入院1/20検査と決まる。
         先行して、治療も始めることにする。

         食事//ロイヤルカナン セレクトプロテイン
            (低アレルギー高たんぱく質のフード)
         薬//ステロイド プレロン錠5mg1錠 1日1回
           整腸剤、抗生剤の粉薬 1日2回


1/16~18     ステロイドは1/15と1/16の2日のみ
         検査の時に影響が出てしまうといけないから。
         
         ステロイドの効果で、嘔吐はなくなった。
         ステロイドの副作用で頻尿になる。通常の3倍の回数。
         バリウム入りの白いウンチが数回続く。
         ウンチの状態は、超軟便。

1/19       夜入院。夕飯抜き。

1/20       内視鏡検査。 
         胃から出血していた。
         胃、十二指腸、大腸の細胞を検査機関へ。
         この日は、点滴からステロイドを入れている。

1/21~25     毎日体重を計ることにする。
         食べてはいるものの5.1㎏(1/11は5.7㎏)に。
         食事の回数を増やす。
         黒くてゆるい佃煮のようなウンチが心配だったが
         黒いのは、整腸剤のせいだと説明を受ける。
      
         1/23 ゆるいが形のあるウンチになった。
         おもちゃで遊ぶ、散歩に出たがるなど
         キラキラした表情を見せるようになる。

         1/25 病院から検査結果の電話。
         まさか、ふたつの病気が重なっているなんて。
         「間に合わないといけないので
             明日朝一番できてください」

1/26 病院へ   今後のことを決める。
         リンパ管拡張症は完治できない
         薬を使って病気を管理していく。
         教科書通りでは、予後不良で生存2年とあるが
         発症後4年目になる子もいるという。
         
         血液検査 アルブミンが2.6(1/15は1.3)
              総コレストロール138(1/15は89)
         ステロイドが効いている。
         
         食事//ロイヤルカナン 消化器サポート(低脂肪)
         薬//ステロイド プレロン5mg2錠 2日に1回
 
         ステロイドは様子をみながら減らしていき
         他の免疫抑制剤に切り替えていくことになる。
         
         かかりつけの病院へ検査結果を持って報告へいく。
         同じ病気の子で3年目になる子がいるという。
         ジークは炎症性腸炎が
         原因でリンパ管が拡張しているのだとすると、
         炎症性腸炎が治りだすと
         良い状態になる可能性がある。
         早い段階で、治療を始められたことは良かった。


先生方が早い対応をしてくれたことに感謝しています。
疲れや寒さからくる胃腸炎だと思って様子を見ていたら
間に合わない、取り返しのつかないことになっていたと思います。




         
ステロイドが効いて良くなっているけど、このあとからが大事だという。
ジークの声、目の輝き、ウンチ、食欲、体重  
毎日「良好」を積み重ねて、まずは教科書通りという2年
さらに3年4年もっともっと一緒にいたい。





ただいま のほほーんとしているジークを見ると
病気だなんて思えない。
根拠もなく 大丈夫だって思えてくる。
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by sywtp053 | 2012-01-28 01:36 | 病気のこと